【HSPのこと】キライな人は嫌っていい!
目次
嫌っちゃいけない呪い
【人を嫌ってはいけない】
【必ずいいところがあるはず】
【嫌いって意識している時点で、本当は好きなんだよ】
幼いころから、そう教えられて生きてきました。
苦手だ、嫌いだと思うことは、自分が未熟でダメだからで、その人のことをもっとよく知っていいところを探して好きになる努力をしなければならないと思っていました。
嫌いな人の【いいところ】を探して好きになるために、わざと嫌いな人に近づいて、仲良くしようと努力していました。
…でも、嫌いだと思った人を心から好きになったり信頼したりしたことはありませんでした。
【みんないいところがあるはず!】【みんな好き】そう思えない自分が【ダメ】だという呪いに、長い間苦しんできました。
嫌いな人は嫌いでいいし、嫌いな理由を探して誰かに認めてもらう必要なんてない!と、今は思うのです。
わたしが最近苦手な人は、ネガティブに引っ張る人と、エネルギーを奪う人です。
ネガティブに引っ張る人
ネガティブに引っ張る人とは、普段からネガティブなことを言うだけではなく、ネガティブなことに同意を求める人のことです。
ただネガティブなことを言っているだけなら、近づかないようにしたり、聞かないようにしたりしてやり過ごす方法もありますが、ネガティブなことを言ってさらに【同意を求められる】ことがとても苦手です。
【わたしはそうは思わない】と答えると、今度はネガティブの矛先がこちらに向いてしまうし、かといって【そうですね】と同意してしまうとターゲットにされて延々とネガティブな発言を聞き続けることになります。
ちなみに、【そういう人とは始めから関わらない】ができる人は、そもそも【嫌いな人を嫌っちゃいけない呪い】にも悩んでいないと思います。
エネルギーを奪う人
ネガティブなことは言わないけれど、一緒にいて心地よくなかったり、話をしたあとに疲れたりしている場合は、相手がエネルギーを奪う人かもしれません。
ハッキリ【嫌い】とか【苦手】とは思っていない相手に多いのですが、一緒にいてもなんとなく居心地がよくなくて気を張り続けていたり、楽しく話しているけれどあとでドッと疲れがでたりすることがあります。
おそらく、無意識のうちに相手の居心地がよくなるように一生懸命尽くしているのだと思うのです。
【嫌い】な相手ではないから、一緒に過ごしている時間は楽しいはずだし、楽しくしなきゃいけない!と、必死に気を使っているのだと思うのです。
- 思っていないことに共感しているフリをする
- 沈黙にならないように必死に話題を提供する
- 食べ物や飲み物に気を配りすぎる
友だち、恋人、家族と過ごしているときも、多少の気を使いますが、疲れてクタクタになるほど気を使う必要はないと思うのです。
ただし、エネルギーを奪う人はエネルギーを奪っているという自覚はありません。エネルギーを奪う人にとってこちらは【居心地のいい存在】なので、むしろ好かれている可能性もあります。
キライは好きの裏返し⁉
【人を嫌ってはいけない】【必ずいいところがあるはず】嫌いだと思う自分が悪い、ダメだと思う呪いのほかに、【嫌いって意識している時点で、本当は好きなんだよ】という呪いにも苦しみました。
【嫌い】ってその人のことを考え続けている時点で、嫌いな人のことを意識しすぎだし、そんなに四六時中その人のことを考えているのは、本当は好きってことなんだよ!
…という考えの人の意見を聞いてからさらに、人を嫌いだと思ってはいけないと強く思うようになりました。
子どもの頃は愛情表現がうまくできなくて意地悪したり、嫌いといったりすることを、【嫌いは好きの裏返し】という人もいました。
【イヤよイヤよも好きのうち】という言葉も、【嫌いは好きの裏返し】という意味も含んでいると思うのです。
でも今は…嫌いは嫌い・イヤはイヤ、それ以外の意味はない!と思うのです。
嫌っていいしココロの距離を取るのがベスト
嫌いな人は嫌っていいし、できるだけ距離を取るのがベストだと思うのです。
ただ、嫌いだと思っても職場や学校や子どものつきあいで、関係を断つことがむずかしいことの方が多いのではないでしょうか。
(自分にまったく無関係の人のことは、嫌いになるほど関わらないので)
でも、関係を断てないからといって、無理に好きになろうと努力したり、いいところを探そうと必死になったりしなくていいと思うのです。
【自分はあの人のことが嫌いなんだ・嫌いでいいんだ】そう思うだけで、ココロが楽になることもあります。
みんながその人のことをすきでも、子どもが仲良くしている子やその親だったとしても、みんなや子どもはすきかもしれないけれど、わたしは嫌い。そう思っていいと思うのです。
ひとつだけ、間違えてはいけないのは、【嫌いだからといって攻撃をしていいわけじゃない】ということ。
嫌いだから悪口をいったり嫌がらせをしたり、攻撃をしていいことにはなりません。
自分のココロを守るために、嫌いな人は嫌いだと認めて、受け入れて、ココロの距離を取ってみると、少しだけココロが楽になれるとわたしは思うのです。
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