面会交流調停の面談の前に子どもたちに話したこと
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面会交流調停の面談で子どもたちが不安にならないように
面会交流調停で子どもたちと児童調査官が面談をする前に、子どもたちが不安な気持ちで面談を受けなくていいように【わからないことや不安なことがあったらなんでも聞いてね】伝えていました。
児童調査官は敵じゃないけど味方でもない
裁判所や児童調査官は敵じゃないよ。
話し合いを手伝ってくれているんだよ。
と、子どもたちに話ました。
ただし…
【敵ではないけれど、味方でもないことは忘れてはいけないよ】
とも伝えました。
児童調査官はやさしく話を聞いてくれるけれど、お母さんでもなければ先生でもお友だちでもない。
話し合いに必要だから、やさしく話を聞いてくれるけど、味方ではないんだよ。
と、話しました。
子どもたちがどう感じてどう受け取ったかはわかりませんが、わたしはそれが事実だと思うのです。
子どもはやさしい
子どもは心がやさしいので、やさしくしてくれる人はやさしい人だと素直に受け取ります。
本来であれば、そのままでいて欲しいと思うのです。
本当は自分の目的を達成しなければならないから、自分の仕事があるからやさしくしてくれる大人もいる、なんていう現実は、まだまだ知らずに過ごして欲しいと思っていました。
でも、悲しいけれど…これが現実なんです。
モラハラ元夫が要求していることは、子どもたちに現実を突きつけることでもあるんです。
わからないことは【わからない】といっていい
大人でも普段とは違う状況だったり、かしこまった雰囲気の場所だったりすると、わからないことを【わからない】といっていいのか戸惑うことがあります。
子どもはなおさら、なにか答えないといけない!と思いこんでいる場合があります。
その場をとりつくろって適当なことをいったり、思ってもいないことをとりあえずいったりするよりも【わからないことは、わからないといっていい】と子どもたちに話しました。
子どもが初対面の大人と話すのは、とても緊張すると思うのです。
だからこそ、いろいろなパターンを想定して、戸惑わないように準備しておくことも大切だと思うのです。
児童調査官が知っていることはママやパパが話をしたから
児童調査官は子どもたちのことについて事前調査でいろいろ知っていますが、子どもはそうは気づかない可能性が高いです。
自分のことを知っている相手に対して、警戒心が薄れてしまう可能性もあります。
児童調査官に警戒心を持って接しろということではありません。
児童調査官と必要以上に親しくしたり、慣れなれしくしたりする必要はないので、児童調査官が知っていることは、ママやパパが話をしたから知っているんだよ、ということを子どもたちに伝えました。
思っていることを話していい
裁判所や児童調査官は敵ではないけれど、味方でもない。
児童調査官はやさしく話を聞いてくれて、自分たち(子どもたち)のことを知っているようだけど、お友だちではないという前提はありますが、
自分が思っていることや伝えたいことは、なんでも話していいんだよ。
という説明はしました。
パパとママは同じ気持ちではない
もしも【パパもママも子どもたちを思う気持ちは同じだから】といわれても、それは同じではないと、子どもたちに話しました。
パパは、(長男)と(次男)の意見を直接聞かなければ自分が納得できないから、そのために裁判所で(長男)と(次男)に話をさせろと要求をしたから、裁判所で面談をしなければなくなってしまった。
ママは、裁判所で話をするのはこわくて緊張もするだろうから、できればそんな思いはして欲しくなかった。でも、ママが(長男)と(次男)の気持ちを伝えても、裁判所もパパもママが勝手に決めつけているだけだといって信じてくれなかった。
だから、(長男)と(次男)が裁判所で話をしなければならなくなったのに、パパとママが同じ気持ちでいるなんてことはない。
と、伝えました。
あくまでもわたしの考えです
子どもたちへの説明の仕方や、話した内容については、賛否両論あると思いますが、正解はないと思うのです。
あくまでも、わたしの考えを子どもたちに伝えておきたかったので、子どもたちに話をしました。
正解がないからこそ、不安で迷ってこわくて、でも進むしかありませんでした。
…続きます。
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