無職のまま離婚したら【職業訓練】で資格を取得!給付金ももらえる

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ハローワークで受付

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給付金がもらえる

職業訓練は、雇用保険に入っていないと給付金がもらえないと思っている方が多いのですが、求職者支援制度を使うと職業訓練受講給付金がもらえます。お金をもらいながら資格取得のための勉強ができるので、元専業主婦のシングルマザーにおすすめです。

ただし、給付金を受給するためにはいくつも条件があります。

  • ハローワークに求職の申し込みをしていること
  • 労働の意思と能力があること
  • 職業訓練などの支援を行う必要があるとハローワークが認めたこと

これらを基本として、ほかにも本人収入が月8万円以下、世帯全体の収入が月25万円以下、金融や土地の資産についてなどの条件があります。

また、出席率も基準があり、訓練を休む場合でも許可や書類提出が必要です。

それでも、月10万円の給付金が支給されて就職のサポートもしてもらえるので、とっても良いシステムだと思います。

資格取得のチャンス

職業訓練はさまざまな分野のコースがあります。期間も3ヵ月~6ヵ月程度あります。(わたしの住んでいる地域では)地域によってコースや期間も本当にさまざまななので、ハローワークに問い合わせてみるのがおすすめです。

ちなみにわたしは、事務系のコースを受講しました。簿記や経理の授業を中心に、エクセルやワードの使い方も勉強できました。ただし、パソコンの基本操作ができることが最低条件なので、それを隠していた方は合格してから大変だったという話も聞きました。

資格を取るための授業ではなかったのですが、授業と自主学習をしてわたしは簿記3級の資格を取得しました。

職業訓練の試験

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SPIの問題集をひと通り

職業訓練を受講するためには、ハローワークで書類を提出したり審査があったりします。そのあとに、試験があります。

勉強をして試験を受ける人はいない、という話も聞いたのですが、受けたいコースによっては希望者数が定員オーバーの場合もあります。

わたしが希望したときは、倍率はおよそ2倍でした!

簡単とはいえ、できるだけ点数を取って合格をしたかったので、SPIの問題集をひと通りやりました。

SPIとは、リクルートキャリアが開発した適性検査のひとつで、就職試験として使われることがあるそうです。

職業訓練の試験は実際にはむずかしかった、という印象でした。
数学の問題は解けない問題もありました。
あとは、それほど時間に余裕がなかったです。

面接もある

職業訓練の試験では面接もありました。

申込の際に提出した履歴書のようなもののコピー(自分が提出したもの)を渡してくれて、それに添いながら話をしました。

職業訓練はあくまでも「就職を希望している人」のためのものなので、就職をするために職業訓練を受講したい理由はしっかりと考えておくと、合格しやすくなるのでは?と思います。

【関連記事】

職業訓練の応募のポイント3つ【事務系コースの志望動機】

合格のためには準備が大切

わたしはどうしても職業訓練を受講したかったので、合格するためにSPIの問題集をやったり、職業訓練を希望する理由を明確に申込書に書いたり、念入りに準備をしました。

実際には、失業中に受講しようという方が大半のようなので、それほど準備をしていた人はいなかったようです…。

それでも、準備をしておいてよかったと思っています。

職業訓練中に養育費の調停を申立て

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養育費の算定対策

わたしが職業訓練をどうしても受講したかったのは、養育費の調停の申立てをしていたからです。

養育費の算定では、お互いの収入が基準になります。
養育費の算定をするときには、自分の収入が低い方が養育費を多くもらえる可能性が高まると思ったのです。

養育費の調停を申立てした一番の理由は、「調停調書」が欲しかったことなのですが、どうせ調停を申立てするなら、養育費を増額する可能性も考慮しようと思いました。

職業訓練で給付金を受給しても、それは一時的なものなので収入の基準にはなりません。これから就職はしようと思っているけれど、実際にはまだわからないという状態で養育費の調停を進めたかったのです。

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養育費の調停を申立てする

働く意思があると証明できる

職業訓練は就職をする意志がある人という前提で通っています。それは、養育費の調停でも「働く意思がある」と証明する方法になると考えました。

もし、無職の状態だったり、就職活動をしていても自分でハローワークに通っている状態よりも、職業訓練に通っているほうが調停員に対しても「働く意思」を強く示せると思ったのです。

離婚をしてシングルマザーになったから、早く就職先を探そうと思うのが一般的かもしれませんが、シングルマザーになったからこそ長く働ける職場を探すために職業訓練に通うことは自分にとってもプラスになると思います。

出席日数には注意が必要

職業訓練は条件がいろいろあるのですが、中でも欠席の理由と出席率はとてもきびしかったです。

出席率は8割以上ないと、給付金を受給できません。1ヵ月ごとに出席率を計算するのですが、さらに全訓練日数でも出席率の割合が決まっているので、簡単には休めません。

そして、遅刻、早退、欠席には「やむを得ない理由」に該当することや証明書の提出、ハローワークと訓練校の許可なども必要です。

調停は「やむを得ない理由」に該当しましたが、調停に出席していた証明が必要だったり事前にハローワークでも許可を得たり、必要な手続きがありました。

ちなみに、わたしは10月~3月まで職業訓練を受講していたのですが、インフルエンザが流行る時期だったので、自分はもちろんですが子どもたちの体調管理もものすごく心掛けていました。

それでも、職業訓練に通ってよかったと思います。

職業訓練に通うメリット

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ブランクがあっても安心

職業訓練では、専門知識の授業だけではなくて、履歴書や職務経歴書の書き方も教えてくれます。面接の練習をしてくれたり、就職の相談にものってくれるので、元専業主婦などブランクがある人におすすめです。

履歴書や職務経歴書の添削や志望動機のチェックもしてもらえるので、安心して面接に挑めました。

サポートが手厚い

就職を目指すために職業訓練に通っているので、就職に関係することのサポートはとても手厚いと思いました。

ハローワークの求人情報は毎日張り出されていて、すぐに問い合わせることができます。
あとは、職業訓練に優先的に求人が来たり、地域の企業に対して積極的に人材のアピールをしていたりするので、就職しやすい環境でした。

就職先をゆっくり探せる

離婚をすると収入を得るために、いそいで就職先を探さなければならないと思ってしまいます。でも、離婚っていう、不安や心配ばかりの毎日を過ごしていて、環境も変わって、自分で思っているよりもずっと、心もカラダもくたくたに疲れています。

そこでさらに就職をして、仕事を覚えたり新しい人間関係を作っていったりすることは、元専業主婦にはとてもハードルが高くて、心が折れてしまったり、子どもたちの気持ちのサポートができなかったりすることもあります…。

少しでも落ちつく時間が作れることや、じっくりと就職先を探せるので、職業訓練は元専業主婦にこそおすすめのシステムだと思います!

方法はひとつじゃない

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専業主婦で無職の期間が長いほど、世間の情報にうとくなっているような感覚になることがありました。

自分はまだ社会に出て働くことができるのか、心配でした。
(実際には、わたしは就職はせずに在宅ワークをしていますが…(笑))

職業訓練に通えたことは、知識を増やせたことももちろんですが、毎日どこかへ通うという日々の訓練にもなりました。

求職者支援制度はあまり知られてないようなのですが、元専業主婦で無職のシングルマザーにはとてもありがたい、絶対に活用して欲しい制度です!

元専業主婦でも無職でもシングルマザーでも、生きる方法はあると思うのです。
方法はひとつじゃない!

わたしの経験が、誰かの”なにか”になってくれたら…そう願っています。

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