元専業主婦がほぼ無職でも賃貸契約できた理由

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目次

引越しの準備

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住む場所の決め方

離婚を決意したと同時に、住む場所をどうするか考えました。専業主婦で、在宅ワークをしているとはいえ、ほぼ無職のような状態で賃貸アパートを契約するのはむずかしい…。

インターネットを使っていろいろ検索をしてみたものの、離婚をしたあとは
・実家に戻る
・持ち家だからそのまま住む
という人のお話しが多かったです。

実家に戻るという選択肢はなくて、できればその時住んでいる地区に住み続けたいと思っていました。

子どもたちの希望も、できれば転校はしたくない、と。
長男が小6、次男が小4だったので、転校はできればさせたくないとわたしも思っていました。

元夫は「子どもたちのことを考えて」「子どもたちのことを最優先に」「なんでも協力する」といっていたので、離婚の話し合い(3度目のときに)、家賃の支払いはするから生活が落ちつくまで、(その時住んでいた)アパートに住み続けるように協力をしてくれませんか?と話すと、「協力をする」といったけれど、結局「そんな約束はしていない!」「オレの名義で賃貸契約をしているんだから、別のところを探せ」と言い始めたのであきらめました。

選択肢の一つとして提案しただけだったので、それほど魅力的な家ではなかったことと、元夫に住所がバレている状態で暮らすよりは、別なところに引越してよかったと思っています。

物件探しの仕方

物件を探そうにも、今まで住んでいた地区となると物件数がかなり少ない状態でした。そして、ほぼ無職の状態でも契約してくれる賃貸物件なんてないかもしれない…と不安ばかりが募りました。

実は(当時から考えて)2年前には、アパート建替えのため引越しをしなければならない状態になった経験があったのです。

生活に便利で、小学校や中学校も近くて、間取りや家賃もとても気に入っていた物件で、長く住みたいと思っていたので、ものすごく残念でした。

そのときにも、同じ地区に住みたいと思って物件を探したのですが、ものすごく古くて家賃が安いアパートか、新築かほぼ新築のような物件で家賃が高い物件ばかりで、引越し先を探すのにものすごく苦労をしました。

そのときの経験で、近くの賃貸情報はなんとなく把握できていたので、あとはイチかバチか不動産会社に相談にいってみるしかないと思っていました。

連帯保証人がいれば有利?

アパート建替えで引越しせざるを得なかったときのオーナーさんは、実は「ママ友」の義理の両親でした。アパート建替えのときは、100mくらい先が引越し先だったので、そのママ友(義理の両親と同居)とも近所づきあいを続けていたので、思いきって「オーナー側の意見」を聞いてみることにしました。

実は離婚に向けて話し合いを続けていること、ほぼ無職のような状態で賃貸アパートの契約ができるのかどうか…

その答えは
「連帯保証人をつけて、家賃をちゃんと払ってくれたら、(自分だったら)契約にはなんの問題もないよ」
と、言っていました。

もちろん、そういう考えのオーナーさんばかりではないし、いろいろな方がいるとは思うのですが、前向きな意見を初めて聞けたのでとてもうれしかったです。

…そして、その元オーナーさんの親族がオーナーの賃貸アパートがすぐ近くにあって、実はわたしはその物件を契約できないかと考えていたのです。

引越しのときに助けられたこと

友だちに助けられた

わたしが狙っていた賃貸アパートは、もともと初めてその地区に引っ越してきたときにも気になっていた物件でした。

そのときは、家賃が予算オーバーであきらめたのです。

その後、アパート建替えで引越ししなければならなくなったときにも、そのアパートを希望したのですが、残念ながら満室であきらめました。

そして、今回。

空室かいくつかあったことや、ママ友に、元オーナーの親族がオーナーをしているアパートを紹介してもらえないかお願いをしました。

そんなことをしたら、全滅されるのではないか、疎遠になってしまうのではないか、不安でこわくてとても迷ったのですが、聞いてダメなら他の方法を考えよう。

もしそこで友情が壊れてしまうなら、きっとそれまでの縁だったんだ…と、賭けのような気持ちでお願いをすると、ママ友は全面的に協力をしてくれました!

人との縁…

元オーナーは、すぐに親族のオーナーさんに連絡を取ってくれて…というか、近所だったのですぐに同行してくれて、アパートの内覧もさせてくれました!

さらに、契約をする場合の管理会社にも連絡をしてくれて、話を通しておいてくれました。
ママ友も管理会社に一緒に行ってくれました。

管理会社で事情を話すと、保証人のことや収入が少なくても仕事をしていることも考慮して、審査を通せる方法をいろいろ提案して、くわしく説明をしてくれました。

ちなみに、管理会社で担当をしてくれた方は、アパート建替えで引越し先を探したときに担当をしてくださった方で、2年も前のこと(そこの管理会社で結局契約しなかったのに…)覚えていてくれたことに驚きました!

そして、無事にアパートの契約ができて、指定のガス会社に連絡をすると、建替えされたアパートに住んでいたときに担当してくれていた方が担当で、暖房器具の取り外しや設置のことも親身になって相談に乗ってくれました。

専業主婦で社会から取り残されているような気持ちになったことは、何度もあります。

だけど、気づかないうちに気づかないところで、人とのご縁は広がっていたのだと思いました。

アパート契約と離婚の時期

別居がスタートしたのが1月下旬。
1回目の話し合いが3月。
2回目の話し合いが4月。
3回目の話し合いは5月中旬で、離婚の条件を話し合いました。
その1週間後には離婚届をもらった4回目の話し合い(5月下旬)
4回目の話し合いの翌日に、役所に駆けこんで離婚届を提出しました。

5月上旬に引越し先探しをしようと思い立って、3回目の話し合いのあとに、ママ友にお願いをして引越し先を紹介してもらって、その3日後には賃貸契約が完了していました。

離婚届を提出した日には、もう引越し先のアパートは電気、水道、ガスの開栓が完了していました。

自分でもおどろくしかないスピードで、いろんな縁が広がりながらどんどん思う方向に進んでいることが、少し怖くもありましたが、もうこの波に乗るしかない!と思いました。

いきなり引越し

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元夫の報復がこわい!

離婚届を提出したのが月曜日で、引越しは少しずつ進めようと思っていました。
引越し先は元夫にはできる限り隠したいと思っていて、引越し時期についても「できるだけ早く」と話し合いのときにいっていたので、わたしにとって都合のいいタイミングで伝えようと思っていました。

ただ、離婚届を提出したとたん、「約束をやぶった!」と怒り狂い始めた元夫。

住所は隠しているけれど、実家の場所はもちろん知られているし、もしかしたら子どもたちの通っている学校に乗り込むかもしれない…。

そんな恐怖に包まれて、元のアパートで寝泊りすることが不安でした。
(3度目の話し合いのときに、元夫に家のカギはわたしが預かっていましたが)乗り込んでこられたら、待ち伏せされていたら、そう思うと恐怖しかなくて、離婚届を出した日の午後…「引越しをしてしまおう!」と思い立ちました。

友情のチカラ

実家を出てから、5回の引越しを経験しています。
5回とも、引越し会社には頼まずに自分たちで引越しをしてきました。

大きな家具を置くことがあまりすきではなかったので、小ぶりな家具しかないことや、当時から断捨離やときめきの片づけに影響を受けて、シンプルでスッキリした生活をしていたので、引越しができるのではないかと思ったのです。

急に思い立って、いきなり連絡をしたのに…

アパート契約に協力をしてくれたママ友、元夫つながりで家族ぐるみのお付き合いをしていたけれど、先に離婚を経験して、友だち関係は続いているお友だちと、近所に住んでいる親族(叔母)に来てもらって、引越しをスタートしました。

女4人・4時間で作業を終える

引っ越そうとは思っていたけれど、まだ現実的に考えていなかったので荷造りなんてしていませんでした。

それなのに、みんな集まるときに段ボールやガムテープ、大きな袋やいろいろなものを持ち寄ってくれて、次々に箱や袋に詰めては車に積みこんでくれました。

本当に処分してしまってもいいものを除いて、4時間後には新しい家にほとんどの荷物が運びこめました。

冷蔵庫と洗濯機は、後日わたしの父に運ぶのを手伝ってもらうことにしていましたが、それ以外のものはすべて運んで、新しいアパートもカーペットを敷いたりカーテンを取り付けたりしてくれました!

みんな、長い期間専業主婦をしているけれど、主婦のパワーってすごいな!って思いました。

何もいわなくても、良いように進めてくれて、気になるところは確認をしてくれて、作業スピードや配慮がステキすぎて、今でも感謝の気持ちしかありません!

ちなみに、元夫の衣類は3回目の話し合いのときに全て渡していて(衣装ケース4つ分)家具、家電は「いらない」といっていたので、遠慮なくもらいました。

…といっても、冷蔵庫、洗濯機、テレビは、買う時にわたしの親が資金を援助してくれたもの。
ガスレンジとオーブンレンジは、わたしの親が買ってくれたもの。

あとは、子どもたちの机や棚など、子どもたちが使うものです。

そして代わりに、選択の余地もなく当たり前にように元夫は車を持っていきました。

元のアパートのこと

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後始末…

引越し先はものすごく近所で、元夫にこちらの地域に来て欲しくなかったので、元のアパートの後始末はわたしが行いました。

電気、水道の閉栓や、ガスの閉栓など。

引越しのことは、1冊のノートにメモをしていて、新しいアパートのことや元のアパートのことでやらなければならないことを書きこんでチェックしていました。

偶然ですが、アパートの火災保険の更新時期も迫っていたので、ちょうどいいタイミングで退去できるように段取りを進めていたのですが…。

元夫にとっては気に入らないことばかりなので、次々に文句を並べていました。

元夫の言い分

「約束をやぶって離婚届を勝手に出したから、生活費はお前が払え」
「インターネットの解約料もお前が払え」
「退去のときの立ち合いはお前がしろ」
と、何度も何度も何度もラインが来ました。

生活費といっても、家賃はもう支払い済みだったし、光熱費は元夫の口座から引き落とされます。

引き落とされた分の金額を、児童手当で差し引きしようとしていましたが、それは阻止できたので「支払え」といわれても、わたしは収入がないし分ける財産もないので支払いようがありません。

離婚後、最高で3ヵ月間支払うといっていた生活費から差し引きするというのですが、それくらいでいいならすきにすればいいと思っていました。

インターネットの解約についても、元夫の名義で契約をしていたので、3回目の話し合いで説明して解約手続きや解約料も了承したはずですが、理解できていなかったようで、解約料を払えと言っていました。

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カギは郵送で

離婚届を受け取った時に家のカギももらっていたので、元夫は元のアパートに入ることができません。

「退去は6月〇日以降には可能です。〇日以降にカギを郵送します。」

という連絡をしたのですが、元夫はその「6月〇日」に管理会社の人と立ち合いをして退去手続きをすることにしたそうなのです。

ただ、その判断をしたのも、管理会社に連絡をしたのも、日程を決めたのも、元夫です。

…それなのに、

「6月〇日に立ち合いをしなきゃならないのに、カギがないなんて困る!」
「どうするつもりだ!」
「お前が立ち合いをしろ!」
「オレは会社の株主総会の手伝いで準備があるから、立ち合いできないんだ!」
「オレは会社の株主総会の手伝いに抜擢されて、期待されてるから、断るわけにはいかないんだ!」

と、何度も何度も何度もラインが来たのですが、

「カギは6月〇日以降に郵送すると連絡済みです。
アパートの契約者はあなたなので、わたしが代わりに行うことはできません。」

それだけ返信をして、あとは返事をするのをやめました。

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わたしは、いろいろな縁に助けられて賃貸契約ができました。
いろいろと事情があり、実家に引っ越すという選択はできなかったのですが、親に連帯保証人になってもらえたことや、今まで関わってきた方々のやさしさに助けられて、住む場所を確保できました。

離婚のときに不安なことは、子どものこと、お金のこと、住む場所のこと、仕事のこと…。

不安や悩みは尽きないですが、ひとつひとつ片づけていくしかないし、きっと方法はひとつじゃない!って思うのです。

わたしの経験が、誰かのなにかになれたら…そう思って、お話しを続けていきたいと思っています。

 

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