離婚後初めての【面会交流】事前に準備したこととは?

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学資保険の手続き待ちの期間に【面会交流】実施

離婚のときの話し合いで、モラハラ元夫が【覚書】を作ってきたときに、1回目の子どもたちとの面会はいつにするか日程を決めざるを得ませんでした。
子どもたちの面会を断ったら、離婚届はもらえないかもしれない、離婚が遠ざかるかもしれないと思って、仕方なく面会の日程を決めました。

離婚届を提出したのが5月下旬なのですが、子どもたちとモラハラ元夫の面会は6月の第一日曜日に予定していました。
離婚届は提出できて、覚書に同意はしていない状態だったのですが、学資保険の手続きが途中の状態でまだモラハラ元夫に署名捺印などしてもらわなければならない状態でした。

面会交流を断ると今後の手続きに支障が出ることも考慮して、仕方なく…子どもたちとの面会の準備を進めることにしました。

子どもたちは父親に会いたいと思ってた?

子どもたちのことについては、今後くわしくお話しようと思っていますが、モラハラ元夫が子どもたちに会いたがっていることを伝えても、子どもたちは【パパに会いたくない】といっていました。

長男は、モラハラ元夫のモラハラ行為を受けていて、不信感を募らせていました。
次男がモラハラ元夫の矛先になりそうなときには、いち早く察知をして次男をかばうことも多く、そのことが原因でモラハラ元夫からモラハラ行為をされていたことも何度もあります。

わたしが長男をかばおうとして、モラハラ元夫から攻撃をされたときには、長男はわたしに

【我慢するしかないんだよ…】
【だまってれば終わるから、耐えるしかないんだよ…】
【オレは大丈夫だから】

と、いいました。
わたしが離婚を決意した理由の一つには、長男をモラハラ元夫から守るためという理由ももちろんあります。

母親に気を使っているだけ!という世間の意見

子どもたちが【父親に会いたくない】と言っていても、世間は【母親に気を使っているだけ】【一緒に暮らしている親に気を使って、本当の気持ちを言えないだけ】と勝手に決めつけます。
実際に、親や親族、友だちや、裁判官、調停員、指導調査官、弁護士、母子支援施設の人、たくさんの人に同じことを何度も何度も何度もいわれました。

【子どもが母親に気を使って本当の気持ちを言えない】というのが、世間の認識なのだろうとその時に思いました。

それでも、今、子どもたちがそういうなら、それを信じようとわたしは思ったのです。
もしもあとから気持ちが変わったとしたら、またそれを受け入れよう、それ以外に方法はない、と思うのです。

子どもたちの【今の素直な気持ち】は、まずはそのまま受け止めてあげないと、その先もその裏も見せてはくれないと思うのです!

面会交流の場所はファミリーレストラン

面会交流の場所は、子どもたちも家からの位置関係がわかるファミリーレストランにわたしがモラハラ元夫に指定しました。

モラハラをする人は、閉鎖的な環境でモラハラ行為をします。
だから絶対に、家や人が少ないところは避けたいと思ったのです。

あとは、子どもたちが途中で逃げだしたとしても、家に帰れる場所。ということも大切です。

事前にファミリーレストランに子どもたちを連れていく

面会交流の数日前に、子どもたちを面会交流場所のファミリーレストランに連れていきました。
子どもたちには、ここで父親と会う予定だという話は事前にしておいたので、店の雰囲気やトイレの場所、メニューなどをあらかじめ見ておいたほうが、当日少しでも安心できるのではないかと思ったのです。

残念ながら、金銭的に余裕がない生活をしていたので、子どもたちをファミリーレストランに連れて行ったこともありませんでした。
行きなれている店があるならば、下見は必要ないかもしれません。

子どもたちに伝えた3つのこと

面会交流の前に、子どもたちには3つのことを伝えました。

  1. 話したくないことは話さなくていい
  2. 帰りたくなったら帰りたいといっていい
  3. ママはお店の前で待っているから、逃げたくなったら、お店から飛び出してきていい

子どもたちが会計のことを気にするかもしれないので、もしお金を払わないで飛び出しても、あとのことはママに任せてくれたら大丈夫、と伝えました。

お金のことで不安になったら困るので、念のために長男にお金は持たせておきました。
(緊急以外のときには、父親がお金を払うから、お金を払わなくていいよ、ということも伝えておきました。)
話したくないことは話さなくていいし、黙ったままでもいいんだよ、と伝えました。

子どもは大人が思っているよりもずっと、いろいろな事を気にしたり気を使ったりするので、少しでも安心できるように配慮しました。

1人にならないこと

子どもたちには【1人にならないようにトイレにも2人で行くこと】も、伝えました。

モラハラをする人は、まずは自分の従いそうな【ターゲット】を決めます。
そして、ターゲットが罪悪感でモラハラをする人のあやつり人形になるように誘導します。

たとえば、長男がトイレに行った隙に、次男をターゲットにして事実では無いことをまるで真実のように伝えたり、もしかしたらそのまま次男だけを連れ去ってしまったりする可能性もゼロではないとわたしは思っていました。

大人でもイレギュラー対応をするのはむずかしいことがあるので、あらかじめいろいろなパターンを子どもたちにさりげなく伝えておくことで、最悪の事態にならないようにしたいと思っていました。

念のためボイスレコーダーを持たせる

ボイスレコーダー実際に使用したボイスレコーダーです。

モラハラ元夫が子どもたちになにを話すのかわかりません。
もし、事実ではないことを伝えて、子どもたちが不安になったときに対応できるように、長男に持たせたバッグの中にボイスレコーダーを入れました。

実際には、データとしてボイスレコーダーの記録は今も残っていますが、内容は聞かないまま今に至ります。
面会交流のあとすぐ、ボイスレコーダーの内容を確認しなくてよかったのか、どうなのかはわかりませんが、モラハラ元夫の声なんて聞きたくないというのが正直な気持ちです。

モラハラ元夫に提案したけれど却下されたこと

面会交流の調整をする前に、子どもたちが会いたくないといっていると伝えたのですが、モラハラ元夫は、わたしがウソをついている!子どもたちは会いたいに決まっている!と決めつけていました。

面会交流をファミリーレストランで行うといったときには、モラハラ元夫は、わたしも同席してもいいといいました。
念のために、子どもたちに確認をすると、【ママも一緒にいて欲しい】というので、わたしも同席することを伝えると…【イヤです】【ムリです】と拒否しました。

モラハラ元夫は、自分から提案したことでも、わたしを否定することだけが目的だったのでしょう…。

モラハラ元夫だけが満足した面会交流

モラハラ元夫が要求した面会交流は、約2時間程度ファミリーレストランで食事をしながら実施しました。
でも、結局、モラハラ元夫だけが満足した時間でした。

モラハラ元夫に引越し先を知られたくないことや、モラハラ元夫の車に子どもたちを乗せたくなかったので現地集合、現地解散でファミリーレストランに行きました。

わたしは、子どもたちがいつ飛び出してきてもいいように、連れ去られないように、出口のすぐ近くに車を止めて待っていました。
モラハラ元夫は、わたしが外で待っていると思っていなかったようで、【そろそろ帰ります】というメールがきたあとには【外で待っています】と返信をして、すぐに店の出口にいって子どもたちを待ちました。

モラハラをする人はまわりの人の目をとても気にするので、衝動的な行動をモラハラ元夫がおこさないように、わたしはわざとおおげさに店の前から中を何度ものぞきこんで、子どもたちを待ちました。

面会交流が終わって、車に乗り込んだときに長男が

【もうこれで、おしまいでいいんでしょ?】
【これが最後でいいんだよね?】

モラハラ元夫だけが満足した面会交流だということが証明されたように思いました。

でも、このあとも、モラハラ元夫の面会要求は終わりません…

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