離婚をするのはわがまま!?【まわりは責任なんて取ってくれない】
目次
離婚なんてわがまま
わたしのまわりにも離婚を経験した人がいます。
離婚について相談をされたこともあります。
相手の気持ちを尊重して相談にのってきたつもりでしたが、実際に自分が離婚する立場になったときに、今まで自分がしてきたことは全然相手の気持ちに寄りそってなかったと気づきました。
自分が離婚をする立場になるまで、【離婚をするなんてわがままだ】【離婚をする前にもっと努力できることがあるだろう】【離婚をするなんて甘えてる】と、心の底では思っていました。
離婚をするときにまわりにいわれたこと
離婚に向けて進み始めたときから、まわりには…
【離婚をするなんてわがままだ】
【離婚をする前にもっと努力が必要だ】
【離婚をするなんて甘えてる】
【世の中の大変さがわかってないからだ】
【だから専業主婦はダメなんだ】
【世間知らず】
と、いわれました。
離婚=悪・専業主婦=世間知らず、という先入観が根強いことを実感しました。
自業自得なの?
離婚について自分も【悪い】【わがまま】【努力不足】だと思っていたのだから、自分が離婚をするときにまわりからそう言われるのは当然だ。
自業自得だ!…と、思いました。
でも、本当は違うと思うのです。
自分も我慢してるから、我慢をしていないように見える人は【ズルい】
ズルいことをしないように見張る、足を引っ張る。
自分が我慢していることを、【みんなも我慢してる】という理由をつけて叩きたい人が【自業自得】というもっともらしく聞こえるフレーズを使っているだけだと思うのです。
まわりにいわれて離婚をあきらめる?
まわりにいわれて離婚をあきらめても、現実はなにも変わりません。
自分の心の中には【離婚をしたい気持ちを我慢している】【まわりにいわれたから離婚をあきらめてやった】という気持ちが残るかもしれませんが、それは相手には伝わらないし、まわりにもなんの影響もありません。
離婚をあきらめる前と同じ生活が続いていくだけなんです。
それでも【まわりがいうから離婚はやめた】と思い続けたところで、まわりはなにもしてくれません。
ときどき、グチくらいは聞いてくれるかもしれませんが、グチが増えると【みんな同じ】【それくらい当たり前だ】と言い始めます。
まわりに反対されても離婚する?
まわりに反対されても離婚をすると、まわりは【失敗】や【苦労】をするのを待っています。
そして【だからいったでしょ】【最初からわかってた】【当たり前だ】といって、また責め立てます。
責めてから、恩着せがましく助けてくれたとしても、そのあとも延々と【あなたのためを思って】とストレス発散要員にされます。
…でも、助けてもらったから。
自分が悪いから…。
モラハラを受けた人はとくに、【自分が悪い】と思いこんでしまいます。
せっかくモラハラから逃れても、次のモラハラ被害にあう可能性もあります。
離婚をきっかけに離れていく人は引き止めない
今まで仲良くしていても、困ったときには助けるといっていても、実際に困ったときに助けてくれる人はそう多くはないと思うのです。
とても仲良くしていたとしても、離婚をきっかけに離れていく人もいます。
そういう人は、【条件】で仲良くしていただけで、そのままつきあいを続けていてもやっぱりいつか【条件】が変わったときに離れていくと思うのです。
困っているときに、見返りもなく、ただ手を差し伸べてくれる人は、そう多くはないと思うのです。
きっと自分も、見返りもなく助けたい、助けようと思える人はたくさんいないのではないかと思うのです。
【条件】で仲良くするってなに?
自分と似たような条件の相手と仲良くするのは、大人だけではなく子どもも何気なく行っていることではないかと思うのです。
- 子どもの年齢が同じ
- 子どもの性別が同じ
- 専業主婦同士・もしくは兼業主婦同士
- 子どもが幼稚園に通っている・もしくは保育園に通っている
- 持ち家同士・もしくは賃貸住宅同士
…などなど。
自分と似ている条件の人には、親近感を抱きやすいので好意的な気持ちで近づくのですぐに仲良くなれる可能性が高いと思うのです。
だからこそ、【条件】が変わったときには、【なんだか自分とは違う…】【相手が変わっちゃったから距離ができるのは仕方ない…】と、あっという間に離れてしまうのではないかと思うのです。
まわりの声じゃなくて自分の心の声を聞く
とても親身になってくれているようでも、まわりの声は責任はとってくれません。
まわりのいう通りにしたとしても、最終的にその決断をしたのは【自分】なんです。
だからこそ、まわりの声じゃなくて、もっと自分の心の声に耳をかたむけて欲しいと思うのです。
自分でよく考えて選んだ結果が、まわりのいうことと似ていたとしても、それは【自分で決めたこと】です。
そのときの雰囲気や気分で、わかったつもりになって、相手のことを考えている風に意見をしてくれてたとしても、まわりは責任なんて負うつもりはないのです。
親子だったら親身になってくれる?
【まわりの声】というと、それほど近しくない人という印象がありますが、親や兄弟、親戚という【まわりの人たち】のほうがとても手強いこともあります。
【あなたのためを思って】
【あなたのことをわかってるからこそ】
【あなたのことを心配しているから】
そう、親や兄弟、親戚にいわれると、なにも言い返せなくなってしまうこともあります。
でも、親や兄弟、親戚という近しい関係だからこそ、【常識から外れて欲しくない】【大変そうなことはやめて欲しい】と思っている可能性もあります。
もともとの関係が良好な場合は問題は少ないかと思いますが、そもそも良好な関係が築けている場合には…このブログにはたどり着いていないのではないかと思うのです。
(※あくまでわたしの思うことです)
まわりは冷たいけど温かい?
【まわりの意見に振り回されないで自分で自分の人生を決める】ことは大切ですが、まわりを頼らないこととはちがいます。
無責任なまわりの意見に振り回される必要はありませんが、知識や制度など自分にとって必要な情報を集めたり、有効な制度を活用したりするためにまわりに協力をしてもらうことは大切だと思うのです。
たとえば…
- 年金のこと
- 健康保険のこと
- 調停を利用する
- 就学援助を申請する
知識のある人や、国や市区町村に、なにか方法がないか聞いたり調べたりすることはとても大切です。
知恵を貸してくれたりチカラを貸してくれたりする【まわりの人】はとても温かくてやさしくて、心強い存在です。
自分で決めたことが正解
長い間モラハラの支配を受けていると、【自分の意志】が弱くなると思うのです。
自分の意志=わがまま
わたしはそう思うようになっていました。
離婚に向かって進みたいと思っているのに、まわりの声に耳をかたむけすぎて苦しくなったことは何度もあります。
それでも、やっぱり自分が決めた方向に進んできてよかった、と思うのです。
まわりの言葉に振り回されない。
でも、まわりに知恵やチカラを貸してもらうことは大切。
今もそう思うのです。
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