養育費調停を申立【養育費の未払いを防ぐため調停調書が欲しい】

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養育費の調停を申立て

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調停調書が欲しい

養育費については、離婚の際に口頭で取り決めはしていました。
「覚書」にも記載をされていました。
でも、わたしは元夫が一方的に決めた内容の覚書には同意したくなかったので、養育費に関してはどうしても「契約書」となるものが欲しかったのです。

離婚の際に公正証書を作る方が多いですが、公正証書は基本的な話し合いは当人同士でしなければなりません。
そもそも、話し合いが話し合いにならない相手と公正証書を作るなんてムリです。

そこで養育費の調停を申立して、公的な書類を手に入れようと思いました。

養育費未払いを阻止

養育費の調停で取り決めをすると、養育費の未払いを阻止できる可能性が高まります。
もし養育費を払わなかったら、すぐに給料の差し押さえなどの措置を取ることもできます。

養育費は子どもたちが生活をするために使うお金です。
本来は、養育費をもらわないと親が勝手に決めていいことではないのです。

親として責任を果たすつもりがあるのなら、養育費は絶対に支払うべきだと思うので、養育費の未払いは絶対に阻止しようと思っています。

モラハラをする人は社会的立場に弱い

元夫と離婚をした最大の理由は「モラハラ」です。
モラハラをする人は、社会的立場に弱いとわたしは思っています。

そこで、裁判所という場所で養育費について取り決めをしたら、元夫が約束を守る可能性が高まると思ったのです。

自称、会社のナンバー3で、社長に信頼されていて、自分よりも偉い立場の人は部長1人だけ!といつも言っていた元夫が、今の会社を辞める可能性もとても低いことを考慮して、養育費の調停を申立てました。

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調停員は味方じゃない

 

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同情を求められることに慣れている

養育費の調停の申立てをしてから、調停についてたくさん調べました。
中でも、調停員の同情を得ることで調停が有利に進む可能性が高い、という内容の記事をたくさん見かけましたが…わたしは、調停員は同情を求められることに慣れていると感じました。

毎日毎日、離婚や離婚に関わる調停をしている調停員は、良くも悪くも離婚についての話を聞くのに慣れていると思います。
相手のことを悪くいって、自分のことを良く見せようとか、より自分に有利な条件になるように話し合いを進めたいという願望は、丸見えだと思うのです。

同情を求めることに必死になるのではなく、交渉の場として利用すると考えたほうがいいとわたしは思いました。

面会をさせろという

養育費の調停のはずなのに、調停員はくわしい事情は聞かずに「面会をさせるべき」という話しばかりをくり返していました。

実際に面会は離婚後に1度しただけで、あとは元夫との都合があわなかったり、子どもたちの体調が悪かったりして面会ができない状態でしたが、そのことを説明しても「面会をさせると養育費を払う人が多い」という話ばかりされました。

裁判官にも「面会をさせるべき」という話を何度もされて、養育費の調停の場なのに面会のついての話ばかりでした。

本来、養育費と面会交流は別のものです。

養育費をもらわないから、面会させない、とか
養育費を払っているから、面会をさせろ、とか

そういう交換条件にはしてはいけないものなのに、当たり前のように交換条件として話す調停員や裁判官に不信感は募りました。

イレギュラーを嫌う?

養育費の調停は3回行ったのですが、調停員も裁判官もイレギュラーなことをしたくないのではないかという印象が強かったです。

養育費をもらうなら、面会は必要
面会をすると養育費を払い続ける人が多い

という話を何度もくり返すばかりでした。

面会をしていない理由を説明すると、
「ここは養育費の調停で、面会交流の調停ではありません」といわれました。

それでも
「面会をさせろ」といい続ける調停員と裁判官でした…。

調停のときに気をつけたこと

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感情的にならない

調停では感情的にならないように気をつけました。

特に、女性は感情的なものだと決めつけている方も多いと思うので、感情的になったら「負け」というくらいの気持ちで挑みました。
ただし、どうしても譲れないことや許せないことを言われたときにだけ、強い口調で話しました。

あくまでも、調停は交渉の場で、調停員は味方ではないことを忘れてはいけないと思います。

要点をまとめておく

わたしは調停用にノートを用意しておいて、調停で主張したいことをメモして、自分の順番がくるまで待合室でノートを読んでいました。

自分の順番が終わったあとは待合室で、調停員にいわれたことや、自分の思ったことをメモしました。
次に相手が主張することをシミュレーションして、それに対する答えを考えてメモしたり、どうしても譲れない条件はなにかを再確認したりするためにも、ノートは有効でした。
普段でも、次の調停で主張したいことや、気づいたことをメモしておきます。

調停の時間は基本的に20分~30分を2、3回くり返しますが、相手の時間が長くなるとこちらの時間が短くなってしまいます。
そこで、要点をまとめて話す方が効率的に自分の主張ができます。

自分のペースを守る

普段は、必要以上に空気を読んで行動したり話したりすることが多いのですが、調停では絶対に自分のペースを守ろうと心掛けていました。

まずは調停員の話を聞く。
そして、自分の考えを頭の中でまとめてから話す。

もしもすぐに考えがまとまらなかったり、迷ったりしたときには、遠慮なく間を取りました。
調停はとても緊張して、不安な気持ちになります。だからこそ、自分のペースを守って、冷静に交渉できる環境になるように気をつけました。

弁護士にお願いしないで挑んだ調停

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弁護士無料相談は活用する

養育費の調停は弁護士に頼まずに、ひとりで挑みました。
知識も経験もないので不安でしたが、弁護士費用を払うお金がなかったことも理由のひとつですが…。

弁護士に払うお金があるなら、子どもたちや自分に使ったほうがいいと思ったのです。

ただ、地域で開催されている弁護士無料相談は積極的に活用しました。
役所に問い合わせをすると、案内してもらえます。
特に、母子家庭支援施設で行われている弁護士無料相談は、離婚問題にくわしい弁護士の先生が担当していたので、とても参考になりました。

そのときの弁護士さんはとても親身になって話を聞いてくださる方で、無料相談を積極的に利用すればいいんだよ、何度でもおいで、といつも言ってくれて心強かったです。

法テラスも利用する

わたしは、母子家庭支援施設で行われている弁護士無料相談へ行っていたのですが、調停の期日と無料相談日が合わないことがあって、法テラスを利用したこともあります。
母子家庭施設施設で行われている弁護士無料相談の担当の弁護士さんに、法テラスを使って相談できたのでとても助かりました。

法テラスは、収入などの制限があったり、回数の制限があったりするので、使うときには注意が必要です。

弁護士とは相性がある

わたしは、役所に弁護士無料相談を紹介されて、間に合う日程で開催していたのが母子家庭支援施設での無料相談会だったので、母子家庭支援施設でもサポートをしてもらえました。

母子家庭や離婚問題にくわしい弁護士の先生に相談ができたことは、とてもラッキーだったと思います。

弁護士は得意だったり専門の分野があったりすると思うのです。
そしてさらに、いろいろな考え方の弁護士がいるので、合う・合わないという相性の問題があります。

なので、1人の弁護士に相談をして「合わない」と思ってあきらめないで、何人も可能な限りお話しをしてみるとよいと思います。

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結果的に、養育費の調停で増額はできませんでしたが、調停調書を作ることができました。

調停を申立てするときには、3,000円程度の費用が必要ですが(子どもの人数によって金額は異なります)公正証書を作るよりもずっと安くて効力の高い契約書を手に入れることができます。
ただし、調停調書が欲しいという理由では調停を申立てすることはできないので、わたしは「養育費の増額」という理由で調停の申し立てをしました。

可能性としては、養育費を減額されることもあります。
メリットとデメリットを考える必要はありますが、元夫の性格を一番よく知っているのはわたし!!という自信で、調停に挑みました。

無料相談や法テラスなど、使えることはなんでも使えば、弁護士さんに頼まなくてもひとりで望む結果を手に入れることはできます!
油断せず、でも自信を持って、冷静に交渉をして、養育費の未払いは断固として拒否します!

 

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